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自分がもっと可愛らしい女の子だったら、先輩によく似合う女の子らしい女の子だったら・・・
せめて、この想いを伝えられたでしょうか
ハ「グスッ・・・い、・・・先・・輩・・・っ」
「それって俺のこと?」
ハ「・・・っっ!!?」
うずめていた顔を上げると、そこにはさっきから呼び続けていた魅月がいた
心配というより不思議そうな表情でハナの顔を覗きこんでいる
驚いただけじゃない胸の高鳴りを押さえつけた
今来られたらせっかく一生懸命諦めようとしていた努力が水の泡である
ハ「い、いえ・・グスッ・・、魅っ月先・・輩では・・・ないです」
魅「・・・ふぅん?
じゃあ誰だよ、泣いてるのはその先輩のせいなんだろ」
ハ「・・・・・・」
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