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その日の晩、俺は紅魔館の屋根の上にいた。美鈴と門番を変わってもらった。その美鈴には中で侵入者の撃退をしてもらう。まぁ変わってもらったのは理由があるんだけど。
龍牙「…来たか。」
呟くと同時に紅魔館の門前の空間が歪み、そこから1人の人間が出てきた。あいつがフランの事件の犯人の一角か。俺に気付いてないようだし…殺すか。
龍牙「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)。」
飛ばすのは槍一本だけだ。
視点end
???視点
「やれやれ。また侵入か。」
今朝この館の吸血鬼を暴走させるために力を貸したけど失敗したらしい。悔しいからまたやる、なんて子供みたいになってたなあいつら。
「まぁ関係ないか。俺は俺のやりたいことをするだけ―――」
ザクッ!!
「!!!??」
何が起きた!?なんだこの痛みは!?何故俺は地に伏せている!?なんで槍が俺の腕に刺さってる!?
「グアアアアァァァ!!」
俺は痛みに絶叫しながらも槍が飛んできた方向をみた。そこで俺は神々しい光景を見た。 黄金の波紋の中心に人影。
「地を這う虫けら風情が。誰の許しを得て面を上げる?」
影が言うと後ろの波紋から数多くの武器が現れた。そこで俺は悟った。あれに勝てるわけがない。間違いなく肉片残さず俺は散る。
「貴様は我を見るに能わぬ。虫けらは虫けららしく地だけを眺めながら―――」
ズドドドドドドドドドッ!!!
そこで武器が一斉に跳んできて俺の体を貫いていった。最後にみたのは影、男の顔。うっすらとだがゴミを見るような目で俺を見ていた。
「死ね。」
月夜の下で1つの命が脆く消え去った…
視点end
龍牙視点
龍牙「やりすぎたか。門がボロボロだ。…!?後2人は中か!?いっぺんに空間移動しやがって!!」
気配を読むと…1人は咲夜と美鈴。もう1人はレミリアか。フランはまだ寝てるしパチュリーは喘息で行けない。小悪魔はその付き添いだからレミリアの所のを殺るか!
想符『我の望む能力。』
『clockup!』
最近調子が戻ってきた携帯を召喚し俺は全速力でレミリアの所に向かった。
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