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「クソッ!!」
レミリア「その程度かしら?」
レミリアと侵入者は廊下で戦っていた。が、力の差が歴然としているため全く勝負にならない。侵入者の男も転生時に身体能力を上げてもらったのだが、それでももとはただの人間。吸血鬼であるレミリアに適う筈などないのだ。
龍牙「なんだ。俺いらないじゃん。」
レミリア「あら、門番はどうしたのかしら。」
「新手か!?」
龍牙「空間の奴と思われるのは殺した。で、あんたの能力は?どうやら身体能力だけで戦ってるみたいだけど。」
「俺の能力は『狂気を倍増させる程度の能力』だ。」
そう男が言ったとき、男は後悔した。
レミリア「そう、じゃあ貴方が私の妹を…」
龍牙「落ち着け、殺すなら同時だ。」
目の前に化け物が2人もいるのだから。
龍牙視点
龍牙「……てな感じで行くぞ。」
レミリア「ほ、ホントにやるの?」
レミリアは少し恥ずかしいのか頬を染める。
龍牙「あいつがムカつくだろ?じゃあ行くぜ?」
レミリア「え、えぇ。」
造符『我の望む武器』
突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)
神槍『スピア・ザ・グングニル』
龍牙「飛べ!」
まず俺が侵入者(まだ名前聞いてないや。)を真上に蹴り上げる。そのまま俺は侵入者よりも跳び上がり、丁度跳んだ俺と地上にいるレミリアの間に侵入者が落下している。
龍牙「この一撃!」
レミリア「手向けと受け取れ!」
俺達はそれぞれの紅い槍を構える。
龍牙「突き穿つ、(ゲイ…)」
レミリア「スピア・ザ、」
俺、侵入者、レミリアが完全に一直線上に並んだ。
龍牙「死翔の槍!!(ボルグ)」
レミリア「グングニル!!」
そして同時に投げ飛ばした。腹にグングニルを胸に突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)にくし刺しにされた侵入者は物言わぬただの肉塊となった。
龍牙「狂乱の死神の異名は」
レミリア「永遠に紅い幼き月の異名は」
龍牙・レミリア「伊達じゃねえ(ないわ)!!」
レミリア「うー、恥ずかしい…」
龍牙「結構ノリノリだったじゃん。(今の監視カメラでコッソリ録画してたし。後で咲夜に見せよ。)!?咲夜の気配が…消えた!?」
レミリア「なんですって!?」
龍牙「いやな予感がする。掴まれ!」
レミリア「えぇ!」
『clockup!』
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