紅魔館へ。そして再び…

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時間は少し遡る。 咲夜「クッ、厄介な能力ね…」 美鈴「確かに、『触れた者を爆発させる程度の能力』なんて、私迂闊に近寄れませんよ。それに彼、中々良い動きをしますし。」 咲夜「基堂 蓮也(キドウレンヤ)と言ったかしら。貴方は何が目的かしら?」 蓮也「ハハッ!んなもんねえよ!今はてめえらさえ爆死させりゃあなぁ!!」 基堂 蓮也は生前は連続爆弾魔だった。そして警察に捕まる寸前に自分を爆発させ死亡。転生し幻想郷に来たのだ。 蓮也「おらぁ!」 美鈴「ウッ!?」 バタッ 蓮也は空間を爆発させた速さ×転生の時にもらった身体能力で美鈴の鳩尾に蹴りを入れ気絶させた。彼は爆発させようと思えば空間や時間さえ爆発させられる。つまり咲夜にとって天敵。先程から咲夜が時間を止めないのはそのためなのだ。それに爆発させても蓮也本人にはダメージはいかない。ただ煙たいだけだ。 蓮也「ハッ!妖怪が人間の蹴りで気絶するとは。爆発して死んでな!!」 咲夜「!?させない!」 メイド秘技『殺人ドール』 蓮也「無駄ァ!!」 咲夜がナイフを大量に飛ばすも空間ごと爆破され全て消えた。蓮也の手が美鈴に触れる前に―― 咲夜「龍牙、お嬢様方をお願いするわね。」 間に咲夜が割り込み、代わりに―― ドッゴオオォォォォン!! この瞬間、紅魔館のメイド長は粉々に消え去った―――
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