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『!?』
5人が上を見ると、玉座の横にあった巨大な柱の上に彼はいた。霊夢達を見下しながら。
龍牙「フム、どうやらこの世界の奴らはなかなか強いようだ。我も少しばかり本気になろう。」
龍牙が片手を上げると後ろの空間が歪み、そこから沢山の剣、槍、鎚などが現れた。
龍牙「警告だ、直ぐに失せよ。串刺しになりたくなければな。」
霊夢「なんて奴…」
レミリア「あら?怖じ気づいたのかしら。」
霊夢「まさか。暇つぶしが出来てちょうどよかったわ!」
フラン「あははははは!すぐに壊れないでよね!」
咲夜「お嬢様達に手は出させない。」
魔理沙「次は当てるぜ!」
霊符『夢想封印』
神槍『スピア・ザ・グングニル』
禁弾『スターボウブレイク』
奇術『ミスディレクション』
恋符『マスタースパーク』
5人が同時にスペルカードを発動させたが龍牙は嘲笑しながら言った。
龍牙「無礼者共が、我が失せろと言ったのだ、疾く自害するのが礼儀であろう。我の手を煩わせるな。…まぁ良かろう。我は寛大な男だ。が、せめて散りざまで我を興じさせよ雑種。王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」
そう言い指を鳴らすと後ろにあった数多くの武器が一斉に飛び出した。
弾幕と剣がぶつかり合い、あたりは煙に包まれた。
霊夢「ケホッ、何よあいつ、スペルカード使わないで。」
レミリア「どうやら向こうは殺す気満々のようね。」
咲夜「それにしても、私達相手に1人で互角とは…」
フラン「フフフ、久しぶりに思いっ切り遊べそう。」
魔理沙「まだまだこれからだぜ!」
龍牙「やはり強い。では…」
龍牙はバビロン内に手を突っ込み、一振りの剣を取り出した。剣と呼ぶには些か歪で紅い筒のようであった。
龍牙「余興だ、足掻いてみせよ雑種。」
龍牙が出したのは人類最古の王、英雄王ギルガメッシュの愛剣、乖離剣・エア。
龍牙「良いぞ、最期まで刃向かうことを許そう。我はまだ楽しめておらんぞ。全力で来い!」
霊夢「クッ、あの武器やばいわね。みんな、全力で行くわよ!」
魔理沙「おう、一撃で終わらせるぜ!」
レミリア「このままやられたら私のプライドがズタズタだもの。」
フラン「思いっ切り遊んで良い?お姉様。」
レミリア「ええ良いわよ。遠慮なくやっちゃいなさい。」
咲夜「私も行きます!」
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