◇風紀委員とか先輩とか◇

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今の状況をおさらいしよう。 僕は親友の未夢と一緒に先輩のいる2年生の教室へ向かう途中だった。 しかしその途中、黒髪ロングで高身長の女子生徒に呼び止められた。多分この人は先輩。 で、注意された内容が‥‥ 『何故女子が男子の制服を着ているのか』と。 影里「‥‥えーと‥‥せ、先輩?」 ?「何ですの? ‥‥と言うか‥その言い方からするにあなたは1年生ですわね?」 影里「は、はい‥‥で、あの、今ちょっと誤りと言うか‥‥アレなんですけど」 ?「?」 先輩が首を傾げる。 怒ったままの表情で首を傾げられるとちょっと怖さが和らぐ‥‥事も無いなぁ。 影里「俺、男ですって」 ?「‥‥は?」 え、いや何その気の抜けた返事‥‥ 影里「だ、だから。俺は男‥‥」 ?「‥‥男? おと‥‥‥こ‥?」 そんな舐め回すように顔を見られると流石に照れる‥‥ ?「‥‥‥い、いや‥‥ありえませんわ」 影里「え?」 ?「ありえませんわ! このような可憐な男子がいるものですか!!」ビシィッ! 影里「Σええぇぇぇ!?」 未夢「影里、可憐だってさ」 影里「俺のどこが可憐!?」 ?「その‥‥柊先生そっくりの顔つきとか」 未夢「ピンついた前髪とか束ねた後ろ髪とか」 影里「くっ‥‥!」 何で皆してそんな‥‥! 前髪ピンしたり後ろ髪束ねたりとかはやってる人いるじゃん! いるよね‥‥? ?「と、とにかく! あなたは問題児の候補に加えておきます!」 影里「Σえっ!? な、なんでですか!?」 ?「この神楽坂 桜を混乱させた罰ですわ!」 影里「め、滅茶苦茶だ‥‥!」 理不尽だ。 理不尽だよもう‥‥ あ、先輩の名前、神楽坂っていうんだ。 神楽坂先輩。 うん、ちょっと言いづらいかな。 桜「あなた、お名前は?」 影里「た、竹崎 影里、です‥‥」 桜「えーり‥‥やっぱr」 中略。 ◇◇◇ 桜「‥‥では、以後気をつけるようにっ!」 何をですか、先輩。
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