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学校に向かう途中。
ﾄﾞﾝｯ
影里｢あいたっ｣
曲がり角で誰かとぶつかったみたい。
あ、これって恋愛ﾓﾉだとぶつかった相手は美少女だったりとか‥‥
いや、まぁそんな事はないんだろうけd‥‥‥
?｢っ‥‥‥｣
目の前に尻餅ついてる美少女がいるんだけど。
しかも銀髪。始めて見た。
服装はうちの学校の制服だけど‥‥こんな子いたっけ‥‥?
?｢‥‥‥｣
影里｢あ、あの、ごめんなさ‥‥｣
?｢‥‥‥｣
え、なに‥‥?
起き上がってこっち見てる‥‥
影里｢え‥‥あ、何か‥‥?｣
ああ、駄目だ‥‥また僕の悪い癖が。
初対面の相手だととことん緊張しちゃうんだよね‥‥
?｢‥‥気安く‥‥‥‥ください‥‥｣
影里｢え?｣
?｢気安く話しかけないでください、このｹﾀﾞﾓﾉ｣
なん‥‥だと‥‥!?
ｹﾀﾞﾓﾉ‥‥僕の事、だよね‥‥
面と向かって‥‥しかも初対面の相手に‥‥
未夢｢‥‥‥あー、影里? あのさ‥‥げ、元気だしなよ‥‥ね?｣
影里｢むむむ‥‥｣
気に食わないなぁ。
もうあの子いないし。
まぁ同じ学校なら会う機会もあるか。
その時はｶﾞﾂﾝと言ってやろう。
言えないと思うけど。
それにしてもｷｯﾂｲ事言う子だったな‥‥
未夢｢影里がｹﾀﾞﾓﾉかぁ‥‥影里を動物に例えると何かって聞かれれば、8割は兎って返ってくる影里がｹﾀﾞﾓﾉ‥‥｣
なにその不明瞭なｱﾝｹｰﾄ結果。
未夢ってばいつのまにそんなｱﾝｹｰﾄとったのさ‥‥
はぁ‥‥
朝っぱらからこんな気の沈み方してて、1日乗り切れるかなぁ、僕。
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