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とりあえずユリを助けに行かないと。
「マサ、風操ってユリをヘリコプターから出してやってくれ。」
『カケちゃんどーして?!何かあったの?!ユリ危ないの?!』
興奮し過ぎ。
「マサ、落ち着け。」
『でもっ!』
マサに頼んだのは間違いだったか?
こんな調子じゃ無理だ。
「マサ、これは遊びじゃない。冷静に行動出来ないようなら‥今回のmissionはお前を外す。」
無言だ。
少し言い過ぎただろうか。
『ごめん。カケ兄。』
カケ兄か。
マサから兄って言われるの久々だな。
「落ち着いたか?」
『うん。もう平気!』
よし。
「ユリは今ヘリコプターの中にいる。そのヘリを操縦してる奴もおそらく敵だ。多分ユリはそれに気が付いてない。だからマサが助けてやって欲しい。俺も今からユリの元に向かうからマサも向かってくれ。」
『りょうかい!愛しのユリちゃん助けちゃうよー!つって☆』
立ち直り早すぎだ、バカ。笑
テンション高いマサを無視して無線を切る。
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