もっと謎な女の子

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次の日。 なぜか早めの登校。 早く目が覚めてしまった。 いや、正確には寝れてないだけなんだが… でも、ギリギリじゃない登校は久しぶりだったから、 いやっ、初めてだったから なんだか清々しい気分だった。 朝余裕があるって 案外いいかもしれない… 教室を見渡せば、 既に半分は来ていた。 みんながこんなに早く 登校しているなんて知らなかった。 なんだかみんなが少しだけ 大人に見えた。 静かに何かを待つ姿… そこには凛とした美しさがあった。 あたしはというと、 自分も少しだけ大人になれた気がして、無性に嬉しくて、思わずにやけてしまったんだ。
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