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なんとか着替えも終わり、目の保養も終わり、
グラウンドに出ると…
それはそれは...
暖かい日差しと、どこまでも続く青空…
なんだかポカポカして来て
眠くなって来て
このまま消えてなくなってしまうんじゃないかと、
優しい風邪に連れられ異世界へ飛んで行ってしまうんじゃないかと、そう感じた。
とてもがつくほど良い天気だったから…
こんな日にバドミントンなんて…
授業終わったら一人カラオケでも行こうかな…
『海里~~~』
遠くから大声であたしを呼ぶ声...
声の行方を追うと、
離れたところに険しい顔をして立っている矢桜がいた。
目が合うと何らかのジェスチャーを初めたんだけど、
あたしはすぐ理解することが出来たんだ。
『ハゲが集合しろって!』
矢桜は間違いなくこう言っていた...
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