0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
とある女子高生の依頼
一人の女子高生が俯いて,都会の中の小さな休息所のベンチに座っている。
思い詰めた表情だ。
ショートカットで 眼鏡 地味な印象。
「浮かない顔をしてるね」
急に声をかけられた少女は驚いた。
少女の目には お洒落な黒髪の男の子が立っていた。
顔立ちが整っていて 瞳は薄紫で妖艶 肌は雪のように白。背格好は細身で身長は男性の平均位。
少女の隣に座り少女の顔を覗き込んでいる。
「あなたは……?」
少女は疑いの眼差しを男の子に向けた。
男の子は丁寧にお辞儀をしてこう言った。
「私は気付かせ屋という者。あなたの心が私をここに呼びとめました」
最初のコメントを投稿しよう!