0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「手塚はさ。」
「ん?」
「夢って、あるのかい?」
「……」
「あれ…なんかいけないこときいちゃったかな?」
「いや、そんなことはないさ。ただ、少し思うことがあってな。」
「思うこと?」
「俺の夢は、プロのテニスプレイヤーになることだ。」
「だろうと思った。」
「…じゃあ何故わざわざ聞いたんだ。」
「どうしてだろうね。んー…、キミのことが知りたくなったから、かな?」
「なっ…/// (赤面)」
「で、何が不安なのさ?」
「いや、そんな大それたことでもないのだが…、プロになったらお前になかなかあえなくなるのだろうかと思って…」
「ぷっ…、あはは」
「何がおかしい。俺は真剣に話をしているんだ。」
「手塚。」
「何だ。」
「心配しないで。手塚がどこに行っても、ボクはここにいるよ?」
(風が吹いて不二の髪を揺らす)
(不二、微笑んで)
「帰ってきてさえくれるのならば、ボクはキミを待ちつづける。だから、こわがらないで。
そのかわり…ちゃんと帰ってきてよ?」
「不二…」
「ん?」
「キスしてもいいか?」
-end-
最初のコメントを投稿しよう!