神原 麻奈 かみはら まな

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私はまた頷くと、彼は満足げに私の前から消えた。 最後にこう言い残して。 「契約は成立しました。あんさん、もしあっしのことを話したらその命、貰いにきますわ。」 そうしていると、救急車が駆け付け、私は全治3ヶ月の怪我を近くの病院で癒すこととなった。 沢山の同僚や上司、後輩たちが見舞いに来て、涙を流して帰っていく。 無事でなにより。 運転手は心肺停止となり、亡くなったそうだ。
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