5人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
2体のガーゴイルの背後から、火の玉が2発飛んで来て、一瞬でガーゴイルは灰に散った。
助かったのか俺は?
直ぐに誰かが近づいて来る。
「小僧、無事か?」
そう言いながら、爺さんが俺に手を差し延べてくれた。
その大きな手を握り締めて立ち上がる。
「ありがとう、無事だよ」
「そうか……あの町から逃げたのじゃな? 小僧、ワシの村に来い」
ここで俺の意識が遠退いていく。
ーーーー夢か。
「又、あの夢か」
目覚め最悪だな。
あっ、今日は弟の成人式だっけ?
アイツ、ギルドを選んだらしいな。
お前は軍に入れと散々言ってやったのに……馬鹿野郎が。
ちっ、ギルドは危険が多過ぎるんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!