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ーーバンッ!!
突然俺の部屋の扉を開けるジジイ。
「小僧!! いつまで寝ているんじゃ!」
「ちっ、ジジイか……起きてるよ」
俺は全身を伸ばしながら欠伸をする。
「馬鹿者! マスターと呼ばんか! 何度言ったら分かるんじゃ!」
「はいっ! マスター!!」
俺は飛び起き、速攻で着替えを済ませる。
「全く小僧は……戦闘に関しては鬼神の如くじゃが、普段は間抜けにも程があるわぃ!!」
今日は随分と御立腹じゃねーか。
「まだ式は始まって無いんだろ?」
「もぅ終わったわぃ! だから、ギルドの試練も始めたわぃ」
何っ!? 試練だと?
じゃあ、弟は森に入っているのか!!
「ジジイ! それを早く言え!!」
俺はジジイがまだ説教をするのを無視して部屋を飛び出した。
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