その名はエルダイン

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「くっ…」 「負けたら娼婦として一週間ここで働くんだろ!」 その酒場には1人の女剣士と3人の男がいました。 これは1人の女剣士のお話。 「それとも誰か他に闘ってくれる人がいんのか!?」 くっ…いるわけがない。 わかってて言っているんだこの男は。 「じゃあ俺が受けようかな。」 その場に現れたのは少しばかり背の高い男剣士だった。 「あんちゃんマジで言ってんのか?こっちには戦士として名高いアースストラスがいるんだぜ?負けたらあんちゃんどうすんだ?」 「そうだな…一万マルク(マルクはお金単位)をやるよ。」 「言ったな?じゃあ…今から闘技場に入ってもらおうか。」 「構わないよ。」 「待て!貴様は何者だ!私は何も貴様には頼んでないぞ!」 その剣士はこっちを振り向いてこう笑いながら言った。 「困ってる人が助ける。これ、俺の常識だから。だから俺はあなたを助けるよ。」 その男は酒場の裏口にある闘技場に連れて行かれてしまった。 「馬鹿な奴…何で私の為に…」
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