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エアコン「男のバカｯ、バカｯ！私が一体どんな思いで……ｯ」
エアコン「私が自分の為だけに点ける訳ないじゃないｯ！なんで、なんで…」
エアコン「なんで私に『点けて』って言ってくれないよのぉ…」
扇風機「こんな所にいたんですね」
エアコン「！」
エアコン「な、なに？何か用？」
扇風機「……」
エアコン「な、何か言いなさいよ」
扇風機「……」
エアコン「用が無いなら帰りなさいよ。あんたは私と違って……必要とされてるんだから」
エアコン「……帰りなさいよ」
扇風機「………」
エアコン「帰ってってばｯ!!」
扇風機「…帰ります」
エアコン「………」
扇風機「じゃあ、行きましょうか」
エアコン「………え？」
扇風機「男さん、心配してますよ。早く帰って安心させてあげましょう」
エアコン「心配なんて……してる訳ない」
扇風機「してますよ」
エアコン「してない…」
扇風機「してますよ」
扇風機「男さんは、エアコンさんのことをとても大切にしてますから」
エアコン「…なんで昨日今日会ったばかりのあんたに、そんな事わかるのよ」
扇風機「お二人がとても仲良く見えたので」
エアコン「なっ…！ふ、普通に口聞いてるだけよあんな奴！」
扇風機「うらやましいです」
エアコン「え？」
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