思い出

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サフはいつも独りだった。 森のなかをふらふらと歩いて、くるくるとまわりを見渡している。 先に見つけるのはこっちだけど、互いが判るとパタパタと足音を鳴らしながらかけてくる。 「陽」 金の髪に光を含みながら柔らか笑顔で呼び掛けてくるサフはいつも暖かい。
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