思い出

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そしてサフに会う。 サフに会えば、小石を手にした自分が急に子供に思えて、からだの影の見えない位置にそれらを捨てると「よう!」と声をかけてその日の始まり。 二人は並んで歩き、決め事の様に手を繋いで森のなかを、行き先の無いまま散策をする。 たまには、どこか見指すところがあった気もするけど、だいたいいつも二人きりで何処と無く歩き回り穏やかな時間を過ごしていた。
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