思い出

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無い頭で一緒にいる言い訳を、時間を稼ぐための理由を探している。 ここから駅まで歩いて二時間。 少しの沈黙のを使って、最終列車までの時間を計算していく。 まだ日は高いのに、こんなに田舎から東京へ向かう為には、時間はさほど残って無い 別れを寂しいと感じ、一緒に居る為に考えを巡らし、時間を作っているのが何故なのか、自分自身が一番良くわかっている。 自分の気持ちに気付くと、吹っ切れた。 懐かしさだけではない。 帰る気なら時間がないが… 間に合わなきゃ、間に合わないで、どうでもいいか
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