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「シッ…!」
男がハリベルめがけて光の矢を放つ。ハリベルは腕だけを動かして何事もなかったように矢を払い落とす。
「やはり、貴様は石田雨竜。滅却師か。」
「ああ、久しぶりとでも言おうか十刃のハリベル…。」
石田雨竜…。石田…雨竜。
聞いたことがある…。どこか遠い昔、
『黒崎!』
ガアァァァァァァァァァァァァァン!
俺が呆けている間に…ハリベルが…圧されていた。
刀を抜いたハリベルが圧されている。
「僕が修行を怠ったとでも?」
「貴様…!ハリベル様ぁ!今向かいます!」
アパッチは石田雨竜に飛び掛かろうとする。他の2人、ミラローズ、スンスンもそれに続く。
「アパッチ!ミラローズ!スンスン!かまうな…!一護を連れて逃げろ…!」
ハリベルはこっちに背を向け矢を食い止める。矢の数が多すぎる…!
ハリベルの足、腕、腹に矢が突き刺さる。
「嫌です!」
俺達4人の言葉を代表してスンスンが言ってくれた。
「一護を捕らえられる訳にはいかない!」
「……………!」
俺が居るからハリベルは……………。
ハリベルの重荷にはなりたくないのに!
「あぁぁああぁぁぁあぁあぁあ…!」
俺は叫んだ。怒りに任せて。怒りに力を任せて。
「…斬月…護りたいものを…護り抜け!」
「止めろ!一護…!」
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