1人が本棚に入れています
本棚に追加
「…いるよ」
ハルヒはもごもごとくぐもった声で答えた。
それを聞き取ったローズは静かに俯いた。
「だって白石君はユズと付き合ってるんでしょ?
彼女がいる人を好きになんてなれないよ」
「彼女がいる人って…お前、知ってるだろう?俺が嫌々つき合ってること」
ローズは訴えるように言った。
「知ってるよ…
それでも私は白石君に裏切られたと思ったんだもん…」
ハルヒは小さく呟いた。
「それは…」
ローズも呟く。
最初のコメントを投稿しよう!