銀の森に憩う月

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《魂の夢》 さあ 遥か 無窮の空間 意識だけなら 何時でも飛べる 尚も目指す 高みなら 夢の中は何時も正しい 天の示唆も届かぬ場所に 漂わせるは 自由な魂 煌と 踊る 星々の残光 その先を容易には 悟らせず 託されるのは 解明か 解放か 一雫の 雨の中にも 眠る答の片鱗 巡らせる か細い 是の糸 落ちる思考の渦の中 彷徨う闇の帳の戒め 遊ぶ意識の 最果ては また還るべき 世界へと さあ 開く 魂を鍵として 意識だけなら 何処へも行ける 世の終焉は 未だ果てなく 個の終焉を 受け入れる 許される儘 在る場所に 浮遊するは 自由なる夢
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