この時

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この時

今、この時は キミのためにある ケータイの画面に向き合い 想いをそのまま文字にする キミに聞いて欲しいこと キミに伝えたいことを ダイレクトに左手の親指1本で打ち込んでいく・・ 最初の一文字を 打って初めて 文字は川の流れのように 画面を埋めつくしてゆき 僕が伝えたいことの 輪郭を形づくっていく 言葉にする苦しみ 文章化する苦しみなど そんなものは ここには存在しない 一体 僕は何を伝えたいのだろうか・・ 画面に向き合う時間は いつも、いつでも あるわけじゃない そんな時の中で 僕はただ キミに向き合いたいが為に こうして 今 文字を叩きこんでいる 答えは この詩の最初に 既にあるんだ そう 今、この時は キミの いや キミの為だけに あるんだ・・ ・・
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