仕事とパートナー

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「俺が触れれば、みな生き返る。俺はそういう役割の天使だ」  ミアは茫然としていた。  俺は彼女を抱きかかえたまま、飛行機の落ちたところまで飛行する。  天使は一つは能力を持っている。彼女が天使に選ばれたからには、彼女も能力があるということなのだが、どうにもその使い方さえ知らないようだ。  自分で翼を出せないのは、新米だから仕方がないというか、なんというか。  事故の現場にたどり着く。  飛行機はそこまで被害は受けていない。魔女の薬が効いているようだった。俺は地面に足を付けると、ミアを降ろす。 「うわっ、大変なことになってる…」  ミアは現実味がない顔をして、テレビの中の光景を見ているかの感想を漏らす。    俺は翼をしまうと飛行機に近づき、ドアをけり開けた。  ここからが、俺たちの仕事だ。
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