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「まあいいよ。君とは昔から反りが合わないからね」
死神は肩をすくめると、操縦席に落ちていたものを拾い上げる。
「ネックレス…?」
新米天使はそう呟いて、死神へ手を伸ばす。
「あ、もしかして欲しい?シンプルなハートしかついてないけど」
ミアは手を引っ込める。ブンブンと首をふる。
「もらっとけ。悪魔の私物だろう」
俺の言葉を聞いて、ミアは眉間にシワを寄せた。そのすきに死神は、ミアの手にネックレスを握らせる。
「よくわかったね。悪魔の事は君に任せるよ。こっちとしては、あまり関わりたくないし」
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