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無責任な死神は、ミアの額に口付ける。
「…!?」
「君は苦労するよ。あんな冷たいやつとパートナーだなんて。かわいそうに。今からでも、死神のパートナーになる気はない?」
「あ、えーと…。」
「相手にしなくていい。いい加減がうつる。」
俺はミアの手首をひっ掴むと、機内の奥へと足を伸ばした。
「気をつけて。今回は悪魔がらみだから、譲ってあげる。だけど、一人は悪魔に体を持っていかれた」
死神はその言葉を最後に消えていた。
「おいおい、持っていかれたって、1人行方へ不明かよ!」
俺は思わず肩を落とす。7時のニュースに載ってしまうぞ、悪魔め。
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