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「なんか最近、刺激が足りないよね」
「そうだね~」
「メイトでも行く?」
「んだ。そうすっぺ」
というわけで、最寄りのアニメイトへの道をオタク少女が往く。
「最近これといってハマってる漫画なくてさ~、なんかオススメない?」
「そうだねー。無難にワンピースとかでいいんじゃない?」
「あー。最近やたらリア充がよってたかって好きだという、今話題のね」
「そうだね。リア充女子は『わたしぃ、チョッパー好きなんだ~。かわいくなーい?』っていえばモテると思ってるよね絶対」
「確かに可愛いけどねチョッパーは。でも初期と比べるとえらい違いだね」
「だがしかし、私は初期のチョッパーも愛している」
「右に同じく」
「あと、絶対かっこいいっていうのはゾロかサンジかルフィかエースあたりだね」
「ああ。シャンクスとかもな」
「だがしかし、私はあえてコイツを推そう…」
「誰?」
「USOPPU」
「ふっふっふ…甘いな。甘すぎるぜミホ!」
「なに!?」
「そんなのはまだまだ序の口さ…。私が好きなのは、コイツだぁ!」
「誰だ」
「ムチゴロウ」
「おまwwそれ映画に出てくる奴wwwマイナーすぎるだろwww」
「ふざけんなお前、ムチゴロウはいい奴なんだぞ」
「そんなんだったらブリーフのほうがいい奴だわwww」
「おいwwその呼び方じゃドラゴンボールと被るだろwwwチョビヒゲでいいんだよwww」
「とまあ、そんな話は置いといて」
「からの、リア充男子は『俺ワンピースって漫画好きなんだけどさ~、知ってる?』って言えば女子が引っかかると思っている」
「安易だな。そこで趣味があって盛りあがったらテイクアウトするというわけか」
「ジーザス」
二人は漫画の話から逸れながら、熱いリア充談義を醸している。
と、そこへ。
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