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蘭「まず始めに、大変重要な事を言いますね。」
同居が決まり、蘭は大事なことを言おうと思った。
政宗「なんだ?」
蘭「皆さんには大変信じがたい事だと思いますが、今の時代、少なくても日本は戦争がありません。というよりも日本は戦争はしません。なので、人は武器を持ちません。何より、法律…この世の決まり事で武器を持ってはいけない、という約束があります。これを破れば皆様方は警察…役人に捕まります。だから……」
護「つまり、貴方達の武器を預からせていただきたいのです。」
と告げると政宗達は難しい顔をした。
蘭〔当たり前だよね……。〕
彼らにとって武器は命に等しいもの
それを会って間もない人間に預けろと言うのだ
戸惑うのも仕方ない
しかし……
護「預けるのは、やはり嫌ですか?」
と護が聞くがみんな黙っている。
蘭〔どうしよう……。無理矢理って訳にもいかないし、このままだと警察に捕まっちゃうよ……。〕
幸村「もしも、」
とその時幸村が沈黙を破った。
幸村「もしも、某達が預けなければ、神無月殿や本条殿はどうなさるつもりでござるか?」
護「俺から言わせていただきますと、お嬢様の為、聞いていただけないのならこちらもそれなりの態勢を取らせていただきます。」
蘭「ちょっ……護!?」
と幸村の質問に護は冷たく言い放つ。
それを聞いて何を示しているのか気付いた蘭は驚いて、護の顔を見る。
佐助「態勢ってつまり、言うこと聞かないなら、追い出すって訳?」
護「お嬢様に迷惑がかかるのなら。」
と佐助と護が言い、ピリピリとした空気となっている。
政宗「お前は?」
蘭「えっ?」
政宗「お前は俺達が武器を預けるのを拒んだらどうするんだ?」
蘭「それは……私はなるべく警察……役人に関わりたくないです。」
政宗「そうか…。」
蘭「でも、私は皆さんを追い出すつもりはありません。出ていくと仰っても行かせません。」
武将s「!!」
とふと政宗が質問をしてきて、蘭は自分の気持ちを伝えた。
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