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蘭「皆さん、信用の程、誠に有り難く申し上げます。皆様のお命とも言うべきこの武器。大切に預からせていただきます。」
と頭を下げて言い、武器を持とうとすると、横から手が出た。
護「お嬢様にこれらを持たせるわけにはいきません。俺が保管しておきます。」
蘭「護……。」
そう呟くと、護は真面目な顔をして、
・・・・・・・
護「無理をしないでください。」
と言った。
そして、護は政宗達の方を向き、
護「どなたか手伝って頂けませんか?流石にこの量を持つのは大変なので。」
佐助「それじゃあ、俺様がついていっていい?」
護「お願いします。」
と言うと、佐助は名乗りをあげ、自分の武器と幸村の槍を持って護と共に部屋を出ていった。
蘭〔よかった……。〕
彼らが出ていったのを見送ると、蘭は大きく息を吐いた。
武器を持った人達を目の前にしてきて、気を張っていたので、疲れてしまったのだ。
政宗「雰囲気変わったな。」
慶次「うん。なんか蘭ちゃん、雰囲気柔らかくなったね。」
蘭「すいません……。ちょっと気が抜けてしまって……。」
と言ってから、姿勢を正して
蘭「それでは他に皆さんが生活するに当たっての注意点を説明しますね。猿飛さんには私があとで説明します。」
と言って話し始めた。
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