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「ちょ、笑うなよ!」
なんか、恥ずかしいじゃねぇか・・・。
「わりぃわりぃ・・・やっぱり俺ってスゲーな。祐さんのことなら何でもわかる。」
「・・・お前、気持ちわりぃよ。」
「あ、今、祐さん照れてるでしょ?」
「て、照れてなんかねぇよ。」
「やっぱり照れてるじゃん。きっと祐さんの顔、真っ赤なんだろうなあ。」
「は?お前何言って・・・」
鏡に写った俺の顔は、崇の言うとおり、真っ赤だった。
うわ・・・
・・・マジで恥ずかしい。
「どうした?祐さん、黙り込んじゃって。」
「な、何でもねぇよ。」
「そうか?」
「そうだよ。お前、いい加減にしろよ!」
「はいはい。」
電話越しに聞こえる崇の声は、なんとなく嬉しそうだった。
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