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「ところでさ・・・」
崇が言った。
「祐さん、晩ご飯食べた?」
うぅ・・・やっぱりそれを聞くか・・・
「・・・食ってない。」
「もう、いっつもご飯はちゃんと食べろって言ってるじゃん。どうして食べないのさ?」
「今日は腹減ってなかったんだよ。」
すると、崇はため息をついた。
「祐さんさぁ、仕事忙しいんだからちゃんと食べなきゃダメだって。やっぱり俺が管理したほうが・・・」
「それはいい!断じていい!!本当に大丈夫だから。」
俺は必死に否定した。
気持ちは嬉しいのだが、そこまで崇の手を煩わせたくない。
「それに、さっきのテレビ見てたら腹減ってきたから、今からでも何か食べるよ。」
「そうだよ。しっかり食べて元気でいてくれないと。祐さん風邪引きやすいタイプなんだから。」
「わかってるよ。気にかけてくれてありがとな、崇。」
「おう!」
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