ちーちゃんとの出会い

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
今から、数ヶ月前の事でした。 わたしのアパート近くで、誰も住んでいなかった、古い建物が壊されはじめたのは、 建物が、少しずつ壊されていくのを、毎日見ながら、「うるさいなぁ」と思っていました。 そして、工事から一週間位たった、バイトの帰り遊歩道を歩いていると、何か小さい声が聞こえてきたのでした。 「何・・・?」 わたしが、声がするほうにいき、植えてある植物の間を、覗きました。 そこには、寄り添う二羽の小鳩さんがいました。 ちーちーと鳴きながら、震えているのです。 かわいそう・・・ はじめは、そう思っただけで、そこから離れようとしました。 わたしわ、自分が住んでいる所は、アパートなのを忘れた訳では、ありませんでした。 でも、我慢できなかったのです。 気が付くと二羽の小鳩さんを、抱きながら、部屋にいました。 「な、何やってるんだろ?」 実は、ずっと前にも、捨て猫を拾ってきて、アパートの大家さんに怒られたのです。 小鳩さんの家を作る事を思いだし、部屋の中をさがしてみました。 そして、見つかったのは、小さな段ボール一個でした。 そして、底にバスタオルをしくと小鳩さんを入れてあげました。 友達に聞いたら、ご飯は、ねりえと言うのがいいと言っていたので、すぐに買いにいき、水をためる器と、ご飯入れをかってきました。 初めてつくるご飯、最初は、難しくて、どろどろになってばかり、これじゃダメと、粉を入れてかきまぜます。 「ありゃ」 いつのまにか、スゴイ量のごはんができてしまい、びっくり、それでもなんとか作り終わると、鳩さんの目の前におきました。 でも、鳩さんは、食べようとしなかったのです お腹空いていないのかな!? わたしわ、そう思いました。 時計を見ると、もう10時をすぎていました。 そのひは、そのまま寝る事にして、しまいました
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!