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「やっば…ママ行ってきます!」
ふと時計に目を向けた和人が呟くように焦りの言葉を言えば慌てて黒のランドセルを背負った
「今日からまた1つ上になるのだから頑張ってね?」
今日で４年生になる和人にお母さんはいつもの優しい微笑みを見せていた
「そろそろ美咲も家を出たほうが良い…佳奈ちゃんと約束あるんだろ？」
「っ、忘れてましたぁ！」
私はお父さんに言われ約束を思い出した。ちなみに
佳奈ちゃんとは保育園、小学校、中学校が同じの所謂幼馴染みで親友です。
そして…高校も一緒……
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