第一話・モチベーション

2/2
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
遠い未来・・・ 「宇宙開発機構」 通称、「ANARU」に勤務するひとりの男がいた。 男の名はジミーアーリー 浅草生まれの浅草育ち、生粋の江戸っ子である。 ジミーは悩んでいた、いったい宇宙の外側には何があるのか? 言っておくが、この男は馬鹿ではない。 ANARUに入るにはそれなりの知力と体力、勇気が必要なのだ・・・いろんな意味で。 宇宙開発の為の中継地点と富裕層の別荘地として、宇宙には幾つかのスペースコロニーがある。 そこでの平凡な毎日に嫌気がさしていたジミーは決心した。 宇宙の外側に行こうと! ANARUでは秘密厳守の為、外部の業者を使わないようにしている。 そのため清掃員として便所掃除の作業を任されているジミーだったが、なにか付いてるブラシを武器に試作段階の最新型スペースシップを奪い取った。 そこには、ジミーが前から片思いをしていたリナもメカニックとして作業中だった。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!