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遠い未来・・・
「宇宙開発機構」
通称、「ANARU」に勤務するひとりの男がいた。
男の名はジミーアーリー
浅草生まれの浅草育ち、生粋の江戸っ子である。
ジミーは悩んでいた、いったい宇宙の外側には何があるのか?
言っておくが、この男は馬鹿ではない。
ANARUに入るにはそれなりの知力と体力、勇気が必要なのだ・・・いろんな意味で。
宇宙開発の為の中継地点と富裕層の別荘地として、宇宙には幾つかのスペースコロニーがある。
そこでの平凡な毎日に嫌気がさしていたジミーは決心した。
宇宙の外側に行こうと!
ANARUでは秘密厳守の為、外部の業者を使わないようにしている。
そのため清掃員として便所掃除の作業を任されているジミーだったが、なにか付いてるブラシを武器に試作段階の最新型スペースシップを奪い取った。
そこには、ジミーが前から片思いをしていたリナもメカニックとして作業中だった。
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