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「ママ!遅いー!」
「ごめんね、志保里。ほらくまちゃん連れてきたから」
志保里を待たせたままだった私は、晃さんと理穂さんにお詫びを述べた後、保育園に向かった。
「早くどうにか対処しないと取り返しのつかない事になったら困るわよ」
理穂さんはじっと私の目を見ながら言った。最もな話だが、それでも私には対処方が思い付かない。
警察に行くしかないのだろうか。だけど、志保里の笑顔を見るとやはり躊躇ってしまう。
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