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「健二とお義母さんの事でちょっと相談が……」 「何の話なのか、大体想像は付くけど。私、何もしてあげられないわよ?」 美奈子さんは私の台詞を遮り、話始めた。 「私、久保田の家と縁を切ったの。もう関わるつもりはないわ」 「……そうなんですか。私、知らなかったです」 携帯電話の向こう側から美奈子さんのため息が聞こえてきた。
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