プロローグ

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俺の名前は、風越亜稀斗(カザコシアキト)。 脱力感MAXの高校2年生だ。 今は、電車に乗っていてぐっすり睡眠をしている。 親父の仕事の都合で、故郷である『風の丘』に引っ越すことになった。 「亜稀斗、雪穂、そろそろ起きろ。もうすぐで着くぞー!」 親父の声で目をさまし、大きなあくびをする俺。 あ、雪穂ってのは、俺の妹の風越雪穂(カザコシユキホ)。 雪穂は生まれつき足が不自由で、車椅子に乗って生活している。 長い綺麗な黒髪に白い肌が特徴で、見た目は病弱そうに見えるが、足のことを抜かせばとても元気な女の子だ。
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