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俺には何も残ってない
家族、恋人、親友……
こんな、こんなに辛いなら
いっそ死んでしまおうか……
死んだら楽になれるかな?
フラフラと立ち上がった俺は
誰もいない家から出た
どこに行くのだろう?
自分でもわからない
意識はあるが
体が勝手に動いている
しかしどうでもいい
俺はどこへ
むかっているのだろう
気がつくと駅のホーム
ベタだなぁなんて考える
丁度、電車も来たみたいだ
サラリーマンだろうか?
何か言っている
危ないとか言っているのかな?
もちろん、聞いちゃいない
俺は考えていたのは
これで楽になれる
それだけだった
そして俺は
ホームから身を投げた
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