零/異能者

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『そうだね、YES、ボス。行こうか!』 それを察したのか和泉もまた口にしかけた言葉を飲み込み、誤魔化すように笑いかける。 脳裏に過ぎるのはかつての自分の声。 『止まらない。 時の歯車は止まらない。 "死鬼(シキ)に呪われし者、生なき者を蘇らせん" 友(ユウ)、愛(アキ)、親(シン)、戦、棘。 最後の一人で時は加速する』 こびり付きそうな声を振り払うように和泉は立ち上がり、待ち人の元へ駆け出した。 『Let's go!my best friend の元へ!』
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