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「あ.はい。ありがとうございました！」
「気にしないで。じゃあ俺達は学校行くから」
「じゃあね～」
「あ.あの！お名前を教えて頂けますか？」
「ん。俺は煌秀斗」
「俺は不知火生龍。よろしく」
「煌…秀斗……？」
女の子は突然俺の名前を呟き始めた。
まぁ確かに俺の名前は珍しいけどさ.生龍の方が珍しいよ。
それにこの子はどこかで会った気がする。
葵ちゃん……の訳ないか。
「もしかして秀斗君…？」
「え？」
俺を『秀斗君』と呼ぶのは知っている人の中では.一人しかいない。
まさか……
「葵…ちゃん……？」
「やっぱり！秀斗君だぁ！！」
「うわっ！」
うん。このすぐ抱き着く癖は葵ちゃんしかいない。
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