598人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「………逃がさない」
恋に背中を見せ、逃げ出す兵士達すらも見逃す事もな く追いかけ殺そうとする。
今の恋はいつものようなほんわかな雰囲気など微塵も 出しておらず、純粋な殺意しかない。
彼女は全ての敵を殺すまで動きを止めることはない。
「た、助けてくれぇ!!」
不幸にも転けてしまった兵士がおり、そいつは涙を流 しながら恋に助けをこう。
だが、恋はその程度じゃ彼女は止まらない。方天画戟 を振り上げ、兵士向けて振り下ろした。
「……………!?」
「おいおい、血生臭いと思っていたら見た事ある奴が 面白そうな事をしているじゃないか」
しかし、それは突如現れた第三者によって金属音をた てながら止められた。
最初のコメントを投稿しよう!