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「………………………死ね」
だが、恋は俺の言葉を無視して方天画戟にいれる力を一層強くする。
ちっ、俺は恋より力が弱いんだよな、しかも、さっき戦ったばっかりだから体調が万全な状態じゃないんだよ。
やべぇ、万全の状態でぎりぎり勝てたのに全く勝てる気がしねぇ。
「退け、恋…………これ以上の横暴は俺がみとm─」
言葉の途中に、恋が方天画戟を横向きにし横に弾かれてしまい、悲鳴をあげながら幸村は飛ばされてしまう。
幸村は舌打ちをしながら一回転して地面に着地し、恋に飛びかかる。
「れぇぇぇぇぇんっ!! 少しおいたが過ぎるんじゃねぇのかぁ!?」
叫びながら、恋に向かって豪快な突きを放つ。
が、恋はそれを軽々と避けて幸村を地面に叩きつけた。
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