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「かっ、はっ!?」
突然の事に、吐いていた空気が逆流して肺に詰まり声に成らない声を挙げる。
頭から流れ出るおびただしい血。見ただけで重症だという事がわかる。
くそ、ここまで差が出来ているなんて。
「…………アグッ!? 誰だっ!?」
起きようか起きまいか迷っていたら突然背の所に衝撃を感じたのでつい起き上がってしまった。
怒りは痛みを抑制するようですね。
「貴様は自分の部下に何を遅れをとっているんだ?」
「いや、相手恋ですよ………まじ、無理っす」
思春の見下したような視線を受けて、もの凄く下手で話す幸村。
だって、今の思春めっちゃ怖いんだもんと、思っていたら突然思春の顔が赤くなりそっぽを向いた。
「………仕方ない、わ、私が手を貸してやろう」
し、思春がデレたァァァァァァァアアアアアアアッ!!!???
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