プロローグ

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「いい気味。」 「あんた目障りなのよ」 「ばいばい」 わたしを見下ろしていた三人が 消えていく。 「待って!行かないで!  ここから出して!!」 声は誰にも届かなかった。 暗く冷たい場所に一人。 体が所々痛い・・ それから、 わたしは出口を探して歩いた。 ああ、お腹が空いた。 もう歩けない… 意識が遠退いていく……… ―― ―――― ―――――― わたしは静かに目を閉じた。              
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