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さっきのは犬に咬まれたとでも思って忘れるよろし。
壱哉の部屋に戻ろうと向きを変え
歩き出した。
とりま、
この学校はちゃんとイケメンが多いね。
ナイスチョイス、俺。
上機嫌で曲がり角を曲がろうとしたとき
まるで昔の少女漫画のように人に激突した。
グワツッッ!!!
「人が出す音じゃない!
し、いてぇ!!」
まず突っ込むのは性分です。
なんだ、誰だ。痛い。
「いってぇ、……おい、お前大丈夫か?」
「あ、すんまそーん……」
早々に立ち上がった相手に声をかけられたので適☆当に答えた。
上を向いて顔を確かめると
地球一動じない男と自称する俺でもギョッとした。
ギョギョッ!
魚くん最近見ないね。
一見ふざけているが、
真剣に驚きますた。キリッ
「…………転校生くんじゃないか」
「あ?
お前、俺のこと知ってんの?」
「俺一応君の先輩ッスよ」
そう。
昼休み、壱哉に散々罵られた
我らが王道転校生くんだったのだったのだった。
え?桐谷喋り方めんどくせぇとかそんなの知らないお☆
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