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馬鹿な真似をしながらも
刹那が普段の調子に戻ったことにホッとした。
いつも五月蝿いやつが静かだと
ちょっと気分悪いからな。
あ、別に心配とかじゃないから。
ツンデレでもないから。
「あっ!!」
「ああ?」
「ハンバーグじゃーん!」
「そうだけど」
「昼のリクエスト聞いてたのか?
あはは、壱哉ツンデレ~」
「ち が う 。
殴り殺すぞ調子のんな」
「はいはい」
刹那ごときの分際でムカつく。
苛ついたので、ハンバーグに麦茶をかけようとした。
「ちょっと待てぇぇぇえ!!!」
「黙れ」
「すいませんもう言わないから!
許して下さい!!!」
「…………」
「明日昼飯奢る!!」
「許す」
やっとコップを下ろした俺を見て
刹那は深く息を吐いた。
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