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「で、では!折から出してあげましょう!」 真っ赤な鼻を押さえながら、鍵を開けていく。 獣系の奴には、虎とショタが。 半獣系には黒ウサギが。 人間にはお父さんが。 それぞれ事情を話し、石を渡していく。 話を聞くところ、その石は移転が出来るそうな。 一人一人、その石を見つめ帰りたいところを強く思うとそこに変えれるらしい。 ヒュンヒュン飛んでいく奴等を見つめ、 何故強制転移の魔法でひゅーんっとやらないのかと疑問に思いつつ、見送った。 最後、ピザオ集団を何処かへと飛ばしたあと、勇者一行は俺のもとに集まってくる。 お、俺の番か? と首をかしげるが、三人と一匹は苦い顔をする。 「君は、僕らと一緒に来てもらっていいかな…?」 「お、おう…?」 そんな深刻そうな顔で言われるとこっちもどもってしまいそうになるじゃないか! 「なんか、問題があるのか?」 と、首をかしげると、黒ウサギが口を開く
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