1683人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
なんて、現実逃避を続けること二分。
やっと音が止み、全体的に明かりが付く。
そこには、ズタボロなピザオとスネちゃん。
それと一緒に縄で縛られたお客のやつら。
それを囲むように、
「ガハハッ!弱すぎるわい!」
マッチョな二メートルは有るんじゃないかと思わせる大柄な男。
なんか見た目はお父さんみたいだな。うん、お父さんと呼ぼう。
「まったく。こんなものに参加するなんて頭がいかれてますっ!」
真っ白な髪の毛に真っ白なウサ耳…。
なんだあれ、最近読んだラノベの黒ウサギそっくりだ。
よし、黒ウサギと呼ぼう。
「おつかれ…。」
『他愛もないわ。』
虎に股がり頭を撫でているショタと、撫でられ喉をならす虎。
勇者一行かこれ。
「だ、大丈夫だった…?」
隣にいたにーちゃんがあわあわと顔を覗いてくる。
あんれ?キャラ違くね?
最初のコメントを投稿しよう!