8/27
1683人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
なんて、現実逃避を続けること二分。 やっと音が止み、全体的に明かりが付く。 そこには、ズタボロなピザオとスネちゃん。 それと一緒に縄で縛られたお客のやつら。 それを囲むように、 「ガハハッ!弱すぎるわい!」 マッチョな二メートルは有るんじゃないかと思わせる大柄な男。 なんか見た目はお父さんみたいだな。うん、お父さんと呼ぼう。 「まったく。こんなものに参加するなんて頭がいかれてますっ!」 真っ白な髪の毛に真っ白なウサ耳…。 なんだあれ、最近読んだラノベの黒ウサギそっくりだ。 よし、黒ウサギと呼ぼう。 「おつかれ…。」 『他愛もないわ。』 虎に股がり頭を撫でているショタと、撫でられ喉をならす虎。 勇者一行かこれ。 「だ、大丈夫だった…?」 隣にいたにーちゃんがあわあわと顔を覗いてくる。 あんれ?キャラ違くね?
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!