過去

1/1
前へ
/26ページ
次へ

過去

もう、どんな風に 過ごしてきたかなんて 思い返せないよ 君と居る事が 日常だと 想い信じてきた 始まりは 偶然で 終わりは 残酷で Pageの抜けた 本みたいに 僕らの記憶は 薄れてしまう 大切なものは 失ってから 気付くというけれど その気持ちは 遥か深い病み どれだけ 愛おしく 感じるだろう 共に生きた時間 寒いと 君と手を 繋いだら 温もりへと 変わった あの日 街中で 君に似た人 見かけて 振り返ったけど もう、君は この場所に 存在しない 今はただ、 あの頃を 懐かしむだけ
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加